ABA Summer School for Teachers
 
 
 

サマースクール2005
特別支援教育のための
応用行動分析学

 
     
 
 
     
事前学習

 

 

  

About

・特別支援教育に関わるすべての教師のための研修プログラムです。

・鳴門教育大学・高度情報研究教育センター・情報コミュニケーション分野(旧学校教育実践センター・教育メディア開発分野)と徳島ABA研究会が提供します。

 

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スタッフ

サマースクールスタッフ専用掲示板(パスワードが必要です)

 

 

 

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参加者

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・徳島aba研究会のHPはこちらから。

【注意!!】事例研究を進めるにあたって

 

 

 

 

 

FAQ(よくある質問とその回答)

□FAQ(よくある質問とその回答)はこちらから  ← ← ← 何かトラブルが発生したら、まずFAQを読んで下さい。

 

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事例研究を進めるにあたって

事例研究の目的について

・コラボレーションプロジェクトとして事例研究を進めることの目的は、先生方に応用行動分析学の考え方を実践的に学んでいただくことです。児童・生徒の教育ニーズや実態を正確に把握し、指導目標を設定し、指導の手だてを考え、指導をしながら評価して指導方法や教材を改善していく、いわゆる「Plan-Do-See」のサイクルは、教科書を読んだり、講義を聞くだけでは学べない力量だからです。

・事例研究によって子どもたちの学習が進むことがもちろん理想的ですし、ほとんどの場合、そのような展開になりますが、それ自体は目的ではありません。言うならば、子どもたちの学習がいくら進んでも、先生方の力量が向上しなければ、研修としての役割は果たせないと考えるからです。

・ですから、事例研究に取り組むさいには、事例研究を通して上記の知識や技能を学びつつあるかどうかを常に意識して下さい。そして、研修としての事例研究が不十分なところはお知らせいただけると助かります(来年度以降の改善点になりますので)。

・事例研究は「教育相談」ではありません。指導に関するアドバイスなどを聞いて、それをそのままやってみるのではなく、児童・生徒の実態把握のために機能分析をしたり、記録をとったり、校内の他の先生方と話し合って、自分たちで解決策を考え出せるようになるための研修の場とお考え下さい。コラボレーションプロジェクトの目的の一つは、こうした事例研究や校内研修、教育相談の機能を果たせるチームを各校につくることです。ちなみに、私の役割も先生方からの教育相談に答えることではなく、そのようなチームをつくり、維持するためには、どのような環境整備(研修、教材、システムなど)が必要なのかを明らかにすることだと考えています。

校内研究会などの在り方について

・これまで各校における先生方の取り組みをみていると、各校で何かしらのチーム(全学単位でも、学部単位でも、学年単位でも、クラス単位でも)をつくって、そこで自主的な研修や事例検討を進めることが、上記の目的を達成するのに有効なようです。

・ですから、まだ校内でのチームづくりが進んでいないところは、ぜひ何らかのチームづくりをご検討下さい。

・そして以下のように進めて下さい。

(1)事例に関する検討はまずは校内のチームでやって下さい。
(2)そのさいにはサマースクールで練習したチームで話し合う方法を活かして下さい(特に中級コース参加者にはリーダーとしてまとめ役をお願いします)。
(3)話し合いには定期的な検討会を開いてもいいですし、掲示板を使っていただいてもけっこうです(回数や方法などは各校の事情にお任せします)。
(4)伝統的に、日本の学校では、一人の教師が他の教師に助言することは「僭越」と思われる文化・風土もあるようで、皆さん遠慮されることもあるようです。コラボレーションプロジェクトでは、助言しあい、みんなで考えるパワーで、この慣習に風穴を開けられればと思っています。
(5)チームで検討しても結論がでないことや、もっと情報や助言が必要な場合などには、どうぞ私を使って下さい。

事例研究の進め方について

・もう少し細かな話です。

・学校によってはサマースクールに参加されていなかった先生方も事例研究に参加されています。その場合には、サマースクールに参加された先生方から、上記の「事例研究の目的について」および下記の「事例研究の公表について」に関してご説明していただき、合意を得ていただくようお願いします。本来、もっと早い時点でこの「合意」の作業をしておくべきでしたが、今年は昨年のようにサマースクール中に「合意書」を提出していただかなかったため、学校によっては混乱が生じたかもしれません。遅くなりましたが、今一度、ご確認下さい。

・サマースクールに参加されていない先生方のみで事例研究を進めるのはお勧めできません。必ず、初中級参加者が最低一人は「担当者」になるようにお願いします。対象児の担任の先生方がどちらもサマースクール未参加の場合には、どなたか参加された先生がアドバイザーあるいは協力者として入るようにして下さい。

事例研究の公表について

・事例研究の主な目的は先生方の研修ですが、もう一つの目的は、学校で使える有効な指導法や教材を見つけていくことです。

・先生方も「〜の問題行動をもった子どもにはどのように対処したらいいでしょうか?」のような相談をよく受けることと思います。このような相談に専門家として応えるためには、どんな子どもにどんな指導法が有効なのか、実証されている事例をできるだけたくさんを知っておかなければなりません。

・事例研究の成果を、同じ書式でwebに蓄積していけば、このような情報がすぐに入手可能な状態で増えていきます。先生方の個人的な研修・研究が、日本全国の(あるいは世界の)、同じような仕事をしている人たちに役に立つようになるのです。

・ただし、このためには、児童生徒の保護者からこの件に関する同意を得ておくことが必要になります。また、データベースから個人が特定できないようにする配慮も必要です。 各校ではすでに事例研究に参加すること、あるいは学校で作成する報告書に記載することについては了承を得ていることと思いますが、web上でのデータベースでの公開の可否、さらに3月に予定している研究発表会などでの公開の可否についてもお伺いするよう、お願いします。

・また、データベースから個人が特定できないように、学校名・教師の氏名などを削除するか、ニックネームやイニシャルに変更するようにお願いします(「お名前(必須)」のところも変更をお願いします→「記入者」の欄に表示されますので)。

データベースや掲示板の利用方法について

・ここから先はさらに細かなことです。

(1)データベースを見ると、余分な空白(スペース)が入っている項目があります。おそらく入力時に不必要な改行をしているせいだと思われます。一般的なワープロソフトと同じで、入力ウィンドウの右隅で改行する必要はありません。

(2)○囲み数字やローマ数字などの機種依存文字は使わないように再々お願いします。

(3)標的行動の欄には標的行動を簡潔に記入し(一目でぱっと何を指導しようとしているのかが分かるように)、その後にその行動を選んだ理由を書いて下さい。

(4)すでに何らかの指導をしている場合、ベースラインとはその従来の手続きのことをいいます。ですので、指導手続の欄には「ベースライン(従来)」として、現状の指導手続を書いて下さい。

(5)パソコンやインターネットに慣れていない先生方は、まず普段から使っているワープロソフトなどで文章を作成してから、データベースの該当する項目にコピー&ペーストすると、入力中に操作ミスをしてすべてを失うという悲しい経験をしなくてすむと思います。

(6)できるだけ、ベースライン(現状)の子どもの様子を撮影し、掲示板にアップしておいて下さい。後からビフォーとアウターを比較できるようにしましょう。

とりあえず以上です。

 

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